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審判講座
 
 
 
 
 


 
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 審判講座
お父さんのための少年野球審判入門講座


はじめに

野球は楽しいスポーツです。
子供たちは試合の日を心待ちにしています。
試合に出られるよう、また勝てるようとに練習しています。決まったルール上でゲームをするのですから、どうしても、判定する審判が必要になります。
大きな大会や、リーグ戦等では連盟審判部所属のメンバーがボランティアで審判を勤めてくださっています。しかし、練習試合やチーム内での紅白戦まで彼らにお願いは出来ません。
そうした場合チームの指導者やお父さん方が審判をされていることでしょう。
あなたは審判を頼まれたことありませんか?きっと、あると思います。
実際にやったかどうかは別にして、このページを訪問してくださったからには、今度の土日からは、臆せずにどんどん買って出てください。
ということで「お父さんのための審判入門講座」の始まり始まり・・・。
と言っても間違いも多々あるかと思います。
「えっ、ちがうよ!こうじゃないの」という点があればご指摘下さい。
一緒に勉強していきたいと思います。

1.一般心得

  • まずは一般的な心構えから。難しいことは特にありません。ルールは徐々に覚えれば良いでしょう。最初から完璧な人などいないことですから。試合で審判の方にお尋ねしても良いし、書店でルールの解説書を購読しても良いことですから。
  1. 規則書と競技者必携に精通しましょう。
    ルールの勉強です。子供にだけ勉強を強いてはいけませんよ!
  2. 審判員は連携プレーであることを肝に銘じましょう。
    チームワークは選手だけではありません。
    指導者も、そして審判も然りです。子供の手本になりましょう!

  3. ゲームのスピードアップに努めましょう。
    あなたはゲームのプロデューサ-。きびきびした動作で子供の手本に!
  4. 勇敢にそして公平にジャッジしましょう。
    信頼を得る第一歩です!
  5. 健康・怪我に細心の注意を払いましょう。
    ご自身及び子供たち共、健康でなくてはいけません。
    また、球審をされる際には必ずプロテクター等を着用しましょう!


2.ジャッジに関する心得

  • 次はジャッジに関する心得をこれもぜんぜん難しくない。
  1. 常にボールから目を離さない。
  2. 選手の邪魔にならない良いポジショニングを。タッグプレイは近くで、フォースプレイは離れて見よう。
  3. ジャッジを下す前は、停止して腰を落とし軽く手をひざに添えプレイを良く見よう。走りながらのジャッジはだめ。
  4. ジャッジは早まらず。プレイが完了してから一呼吸置く余裕を持とう。
  5. きわどいプレーのジャッジは、ゼスチャー・コールを大きくしよう。
  6. 一つのジャッジに失敗しても、次のジャッジは正確にしよう。決して埋め合わせはしないように。


3.審判用具

  • 次は用意するものです。きっと、チームで所持しています。
  1. カウンター(インジケータ)
  2. 刷毛(プレートやベース上の砂を掃くもの)
  3. マスク
  4. プロテクター

4.審判の任務

  • 次は審判の任務です。 球審と塁審に分けて記載しました。
    その他、共通する項目としては、
  1. 使用する野球用具(バット・ヘルメット・キャッチャープロテクター・スパイクのひも等)の確認。
  2. 登録・出場選手の確認(氏名・スポーツ傷害保険への加入済みの確認等)。
  3. グランドルールの確認。

球審の任務

  1. 試合運営のすべての権限と責任を持つ。
  2. ”ボール”、”ストライク”のジャッジとカウント。
  3. 塁審がジャッジする以外のフェアボールとファールボールのジャッジ。
  4. 打者についてのすべてのジャッジ。
  5. 通常塁審が行うことになっているもの以外のすべてのジャッジ。
  6. 試合前の打順表の受け取り及び試合中のメンバーチェンジの発表。守備交代で複数のプレイヤーが同時に交代した場合は打順の確認を行いましょう。


塁審の任務

  1. 球審が行う特別の場合を除いて、それぞれの分担する塁におけるプレイのジャッジ。
  2. タイム・ボーク・反則投球等については球審と同じ権限を持ってジャッジする。
  3. 試合の運営についてあらゆる面で球審を補助・援助する。


5.審判ジャッジの取り決め

  1. ファールライン付近を転がる打球のジャッジは次のとおりである。1・3塁ベースまでは球審。1・3塁ベースを含む以遠は塁審。ただしベースに触れたときは球審。
  2. 内野フライ・内野ライナー・インフィールドフライ・故意落球は球審がジャッジする。
  3. 外野フライ・ファールボールは捕球した野手に近い審判員がジャッジする。


6.審判の位置

  • 少年野球の場合は球審1名と塁審2名の3審制で行われることが多いのでこのケースを図解します。

ケース
略         図
要         点
ランナーがいない場合の審判員の位置

1塁塁審・3塁塁審共通

  • ベース後方約6mのラインから少しファールゾーンに入ったところに立ちます。
  • 内野手が極端に後ろに下がって守備をする場合は野手の1.5〜2m後方のラインから少しファールゾーンに入ったところに立ちます。
  • 内野手より前(本塁側)に出てはいけません。
ランナーが1塁の場合の審判員の位置

1塁塁審

  • ベースに近づき(約2m)、投手の方向へやや半身になりラインから少しファールゾーンに入ったところに立ちます。。
3塁塁審
  • 本塁と2塁ベース及び本塁と遊撃手の位置を結ぶ線との中間で、2塁ベースから約5mのところに位置する。
  • 体は本塁に正対する。
  • 投手が投球動作に入ったら、姿勢を低く構え、打者や野手の妨げにならないように注意します。
ランナーが2塁の場合の審判員の位置
(1・2塁、1・3塁、満塁も同じ)

1塁塁審

  • 本塁と2塁ベース及び本塁と二塁手の位置を結ぶ線との中間で、2塁ベースから約5mのところに位置する。
  • 体は本塁に正対する。
  • 投手が投球動作に入ったら、姿勢を低く構え、打者や野手の妨げにならないように注意します。
3塁塁審
  • ベースに近づき(3塁にランナーがいない時は約5m、3塁にランナーがいる時は約2m)、投手の方向へやや半身になりラインから少しファールソーンに入ったところに立ちます。


7.審判の動き

  • 少年野球の場合は球審1名と塁審2名の3審制で行われることが多いのでこのケースを図解します。

無走者の場合
ケース
略  図 ・要  点
打球が内野ゴロの場合

球審

  • まず1塁ベース方向に出て、打者走者の走塁をチェック。その後、3塁ベース方向へ向かいます。理由は3塁塁審と同じです。
1塁塁審
  • 内野ゴロを処理した野手の位置と1塁ベースを結ぶ線と直角の1塁ベースから5〜6mの位置に動きます。悪送球等がなければこの位置でジャッジします。
  • 悪送球等があった場合、ボールの位置がボールインであることを確認の上本塁方向へ向かいます。
3塁塁審
  • 2塁方向内野内へ向かいます。1塁ベース上で悪送球等があった場合の進塁に備えるためです。
打球がセンターより右に飛んだ場合

1塁塁審が打球を追わない場合
球審

  • まず内野内に入り、打者走者の走塁をチェック。その後、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。その後、速やかに戻り、1塁及び本塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 2塁方向内野内へ向かい2塁でのプレイに備えます。

1塁塁審が打球を追った場合
球審

  • まず内野内に入り、打者走者の走塁をチェック。その後、プレイの状況を見ながら本塁に戻ります。打者走者が1塁でストップした場合は1塁塁審が戻るまでその場に留まります。
1塁塁審
  • 打球を追い、その行方を確認・判定します。その後、返送球を見ながら1塁に戻ります。
3塁塁審
  • 2塁方向内野内の中央に向かい2塁及び3塁でのプレイに備えます。
打球がセンターより左に飛んだ場合

3塁塁審が打球を追わない場合
球審

  • まず本塁前内野内に入り、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 内野内に移動し打者走者の走塁をチェック。その後プレイの状況を見ながら、本塁ベース方向へ向かい本塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。その後、2塁方向内野内へ向かい2塁でのプレイに備えます。

3塁塁審が打球を追った場合
球審

  • まず本塁前内野内に入り、プレイの状況を見ながら本塁に戻ります。
1塁塁審
  • 内野内に移動し打者走者の走塁をチェック。その後すべての塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。

走者1塁の場合
ケース
略  図 ・要  点
打球がセンターより右に飛んだ場合

1塁塁審が打球を追わない場合
球審

  • まず本塁前内野内に入り、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。その後、打者走者の走塁をチェック。その後プレイの状況を見ながら、本塁ベース方向へ向かい本塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 2塁及び1塁でのプレイに備えます。

1塁塁審が打球を追った場合
球審

  • まず本塁前内野内に入り、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。本塁でのプレイが生ずるようになったら素早く本塁に戻ります。
1塁塁審
  • 打球を追い、その行方を確認・判定します。
3塁塁審
  • 1塁方向へ向かい2塁及び1塁でのプレイに備えます。3塁でのプレイが生ずるようになったら素早く3塁方向に戻り3塁でのプレイに備えます。
打球がセンター及び左中間に飛んだ場合

3塁塁審が打球を追わない場合
球審

  • 3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打者走者の走塁をチェック。その後プレイの状況を見ながら、本塁ベース方向へ向かい本塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。その後、2塁でのプレイに備えます。
3塁塁審が打球を追った場合
球審
  • まず本塁前内野内に入り、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。本塁でのプレイが生ずるようになったら素早く本塁に戻ります。
1塁塁審
  • 内野内に移動し1塁走者及び打者走者の走塁をチェック。その後、プレイの状況を見ながら、すべての塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 打球を追い、その行方を確認・判定します。
打球がレフト線に飛んだ場合 球審
  • まず3塁線上に出て打球の行方を確認・判定します。その後、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打者走者の走塁をチェック。その後プレイの状況を見ながら、1塁及び本塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 1塁走者の走塁をチェック。その後、プレイの状況を見ながら、2塁でのプレイに備えます。

走者1・2塁の場合
ケース
略  図 ・要  点
打球がセンターより右に飛んだ場合 1塁塁審が打球を追わない場合
球審
  • 3塁ベース方向へ向かい2塁走者の走塁をチェック。その後、本塁へ戻り本塁でのプレイに備えます。2塁走者がタッチアップした場合は、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。その後、打者走者の走塁をチェック。その後、2塁及び1塁でのプレイに備えます。プレイの状況によっては、本塁をカバーします。
3塁塁審
  • 1塁走者の走塁をチェック。その後、3塁及び2塁でのプレイに備えます。
1塁塁審が打球を追った場合
球審
  • まず本塁前内野内に入り、2塁走者の走塁をチェック。プレイの状況を見ながら、本塁でのプレイに備えます。2塁走者がタッチアップした場合は、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打球を追い、その行方を確認・判定します。
3塁塁審
  • 1塁走者の走塁をチェック。その後、すべての塁でのプレイに備えます。
打球がセンター及び左中間に飛んだ場合 3塁塁審が打球を追わない場合
球審
  • 3塁ベース方向へ向かい2塁走者の走塁をチェック。その後、本塁へ戻り本塁でのプレイに備えます。2塁走者がタッチアップした場合は、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打者走者の走塁をチェック。その後、2塁及び1塁でのプレイに備えます。プレイの状況によっては、本塁をカバーします。
3塁塁審
  • 打球の行方を確認・判定します。その後、1塁走者の走塁をチェック。その後、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
3塁塁審が打球を追った場合
球審
  • 3塁ベース方向へ向かい2塁走者の走塁をチェック。その後、本塁へ戻り本塁でのプレイに備えます。2塁走者がタッチアップした場合は、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 内野内に移動し1塁走者及び打者走者の走塁をチェック。その後、プレイの状況を見ながら、すべての塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 打球を追い、その行方を確認・判定します。
打球がレフト線に飛んだ場合 球審
  • まず3塁線上に出て打球の行方を確認・判定します。その後、プレイの状況を見ながら、3塁ベース方向へ向かい3塁でのプレイに備えます。
1塁塁審
  • 打者走者の走塁をチェック。その後、本塁でのプレイに備えます。
3塁塁審
  • 1塁走者の走塁をチェック。その後、1・2塁でのプレイに備えます。

 

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